*新屋鹿嶋祭保存会の「制作部」では、「模範的な鹿嶋船」の製作に向けて、数々の討議を重ねてきました。協議がまとまったところで「新屋鹿嶋船制作委員会」を立ち上げ、制作を実行してきました。ウエスター祭に向けて、間もなく完成予定ですので、写真を中心に紹介します。
  
新屋鹿嶋船制作中
写真集
  
●平成26年8月?日 某所(豊岩に近い高美町らしい) 國安氏撮影
  
  
▽大工と手元が意気投合?
  
  
▽ご当地 町内会長登場!!
  
●平成26年8月16日(土) 同じく某所
  
▽側板が捲かれて、船らしくなってきた
  
●平成26年8月18日(月) 同じく某所
  
▽色が塗られて、完成間近?
  
●平成26年8月21日(木) 同じく某所
  
▽雨のため屋内での作業
  
★船の胴体部分は完成!!
  
▽馬台に乗せられて、ご立派!!
  
◆お頭作成中
●平成26年8月22日(金) 大川町の某シェアハウス?
  
▽二分の一のお頭こ練りと顔書きが、また難しいらしい!!
▽このお頭や人形台が各町内に配布されて、鹿嶋人形を作成中!!
  
◆お堂作成中
●平成26年9月7日(日) 雄物川の堤防に近い某建設会社
  
▽早朝、作業場に侵入!! お堂が逆さまになって造られていた。
  
●平成26年9月21日(日) 高美町会館 「ガズギ巻き」
 兼ねて大工の作業で出来上がっていた「ミニ鹿嶋船」にガヅギが捲かれました。会員15人ほどが集まって、朝早くから作業が行われました。捲かれたガズギは、6月の鹿嶋祭の際に各町内で残ったものを、乾燥させ保存していたものです。半乾燥で畳み色のもあれば、完全に乾燥して稲わら色のもあり、両方合わせると2台分はありました。
  
  
  
  
 巻き終わった後、お堂や帆・太鼓・鹿嶋人形などを乗せてみました。なかなか良い感じです。この作業で分かったのですが、町内によって各部の遣り方が違うことです。そこは、作業をする人の町内に合わせて、妥協しながら行いました。いずれ立派な鹿嶋船に変わりは無いのです。
  
  
  
●平成26年9月22日(月) 日吉神社 「組み立て」・「お祓い」
 前日に「ガヅギ」が捲かれた鹿嶋船を、ダンプカーで日吉神社に運びました。ここで帆の位置の修正があり、穴の開け直しとなりました。お堂が前過ぎて、鹿嶋人形が並ばないからです。これに鹿島神宮の主祭神・タケミカヅチノオオカミの人形を乗せました。質感が丈夫そうで素晴らしい人形に、一同吃驚。ある会員が一人で造りました。
  
  
  
  
 帆の穴を開け直している間に、栗田養護学校と20町内で造られたミニ鹿嶋人形を並べてみました。
  
  
  
  
 どの町内も個性的な人形ですので、この立派な「ミニ鹿嶋人形」を一体ずつ紹介してみます。
  
◆比内町 ◆関町
◆関町後 ◆中表町 ◆駅前町
◆日の出町 ◆南新町 ◆田尻沢
◆緑町 ◆上表町
◆沖田町/◆愛宕町 ◆下表町
◆大川町
◆十条団地 ◆高美町 ◆笹町
◆南団地 ◆北新町 ◆市営住宅
◆大川町 ◆栗田養護学校
  
 大きさを一律にするために、お頭と胴体・底板・針金は支給しました。しかし、お頭を既製品に差し替えている町内もあります。顔が微妙に違うからと思われます。「ミニ鹿嶋人形」は、二分の一よりやや大きめとなっておりますが、違和感がないようです。緑町の牛若丸は、昔売られていた中川作に似せて造ったもので、雰囲気が良く出ています。
  
  
    
  
 この後、社殿前の参道に移動して、お祓いを受けることにしました。一同、社殿内にて祝詞を受け、外で鹿嶋丸のお祓いを受けました。
  
  
  
  
  
●同日 西部市民サービスセンター 「再組み立て」
 五幣が刺された鹿嶋船を、そのままダンプカーに積み、西部市民サービスセンターに運びました。2階に上がる階段前で、念のため鹿嶋人形を全て降ろし、一気に二階に担ぎ上げました。さすが人海戦術です。人数が多いと楽なものです。鹿嶋人形を積み直して終了です。
  
  
▼今後の予定
  新屋鹿嶋船の由緒や説明板が用意されて完成です。9/26~28までは、完成したミニ新屋鹿嶋船が写真展と共にウエスター祭で公開されました。
  
 *3日間のウエスター祭終了後も、しばらく2階に置かせてもらうことになっていますので、いつでもご覧頂けます。